月下美人

夏希
「ちゃんと掴まっといて。落ちるから」

さりげなく怖いこと言わないで!?

そんなこんなで、バイクが走り出す。

わ……っ!

久しぶりかも。この風。

夏希
「怖くない?」


「全然!たのしーーーっ!!」

夏希
「ならよかった」

それから少しして、バイクが止まった。

着いたのは、コンビニ。

夏希
「悪い、今日は翠にだけ来てもらいたいんだ」

愛生
「なっ、変なことしない!?」