夏希
「あまりにも欲しそうにしてたから、電話って嘘ついて買った」


「っ夏希……いいの?もらっちゃって」

夏希
「俺が持ってても仕方ないだろ?もらって」

っ……どうしよう、めちゃくちゃ嬉しい。

ギューッとリップを握りしめた。


「えへへっ……ありがとう夏希っ、嬉しい!」

夏希
「ほんと喜び方可愛いとなんでも買ってやりたくなんだよな……」


「は!?なに言ってんの!」

夏希
「ほんとのことだし?」

べっと意地悪な笑みをしながら舌を出した夏希。