▷▷翠side

その日の夜、今日は聖七が一番最後にお風呂だから私は夏希とふたりで聖七が来るのを部屋で待ってた。

聖七いないと寝れないからね。

夏希
「あ、そうだ翠、渡したいものある」


「え?渡したいもの?」

夏希がクローゼットを開けて、小さな袋を取り出した。

……?

夏希
「はい、開けてみて」


「うん……って、これ!なんでっ」

中には、ついさっき私が欲しがってたリップが入ってて。

な、なんで!?いつ!?