っ……あ、悪魔だ……。

夏希
「ほーら、行こ」


「……ありがと」

でも、私にお金使ってたら破産しない?

……いや、夏希御曹司なんだった。

それならたぶん、破産はしない……かな?

レジを済ませて、お店を出た。

夏希
「はい、持ってな」

繋いでない方の手でピンを受け取った。

改めて見ると、可愛い……っ。


「っありがとう夏希っ、大切にする!」

夏希
「ん、時間的にそろそろ帰る?」