あ……ピン。

私の髪にピンが止まってた。

夏希
「ど?可愛いじゃん」

はぅっ……!

だ、ダメだ私、勘違いすんな!

今のは、ピンのことでっ……。

夏希
「翠は可愛いんだから、似合う」

ち、がった……!!


「っあ、ありがとうございます……」

夏希
「ははっ、これ買おっか」

私の髪にまた触れてピンを取った夏希。

まぁ化粧品に比べたら安いし……思い出に買っておこう。