月下美人

愛莉
「翠ちゃん、転校先では族と関係ない感じで過ごすの?」

その問いに、こくんっと頷いた。

だって……もう、関わらない方がいいの。


「ふたりに話して、よかった……昴、いい彼女さんだね」


「ありがとう……翠」

愛莉
「翠ちゃん、これからも仲良くしよ!連絡先教えて?なにかあったらいつでも連絡していいからね」

愛莉さん……どこまでもいい人だな。

愛莉さんと連絡先を交換して、ふたりはこのあとデートみたいで先に帰った。

あ……夏希呼ぶんだった。

スマホで夏希に電話をかける。