そっと翠の唇に触れた。


「っ……だ、だめだし」


「キスしてきたのはそっちなのに?」


「なっ、キスなんかしてな、」


「じゃあ、俺の布団から翠の匂いがすんのはなんで?いまだって、抵抗のひとつもしないで俺のこと許してる」

そろそろ……聞きたい。

翠の口から、あの2文字を。


「……お願い、聞いてくれる?」

甘い瞳で俺を見た翠。

たぶん俺も、いまめちゃくちゃ甘いだろうな。


「ん、なんでもいくらでも聞く」