家に上がると、お母さんが出迎えてくれた。

優奈
「まぁ……どうしたの翠」

はい、と飲み物を出してくれた。

ソファに座って、向かいにいるお母さんにすべて話した。


「私バカだから、嫌われるなんて耐えられないと思うし、大切なもの守りたい。お母さんには迷惑かけるけど、隣街の女子校に転校したいの」

優奈
「っ翠……」

立ち上がって隣にきたお母さん。

ぎゅっと抱きしめられる。

優奈
「今まで頑張ったね……泣いていいんだから」

っ……。