っ……。

じわっ……と涙が滲んできた。

なんで……?なにそれ?


「瑠架に、止められてたじゃん……」

なんとなくだけど、瑠架に止められてたのはわかってる。

それが、雅に止められてた竜と重なって。

嫌になって、無我夢中で逃げた。

夏希
「……翠のそばにいたいから関係ないし」

鍵を閉めて、床に座った夏希。

足を広げて、「ん」と足の間をトントンっと叩いた。

……来いってことかな?

大人しく足の間に座ると、

夏希
「好きなだけ泣けよ」