月下美人

夏希
「次恋するなら俺にしてって言ったの、覚えてないの?」

あ……。

ふと夜のベランダでのことを思い出した。

そうだ、夏希に対して変な感じになったのそれからだ。

……待って、私夏希に恋してるの?

……いや、わかんない。

わかんないけど……。


「夏希しか見えてないのは確かだよ」

そう言うと、夏希は目を見開いた。

現に、水瀬陽菜に独占されそうになったらめちゃくちゃ焦るし……。

夏希
「ここまで鈍感だとは思わなかった……」