なんでこんな、モヤモヤすんの……?

ただ、取られたくなくて………。


「っ急いでるの!!」

夏希
「ちょ、翠っ!」

夏希の手を引いて、走った。

やだ、あの子のそばにいてほしくない。

もう、誰にも取られたくなくて。

屋上に行くと、案の定誰もいなかった。

夏希
「はぁっ……朝から、ハードすぎ」


「っあ、夏希ごめん……」

そう謝った時。

夏希
「ちょっと来て」