「え?してるけど」

起き上がって俺のベッドに上がった翠。

パジャマのボタンをひとつずつ外してく。


「無理してない?大丈夫?」


「んー……夏希ならいいかなと思って」

たしかに、翠は他の男より俺を一番信頼してると思う。

パサっとパジャマの上を脱いだ翠。

綺麗な鎖骨と、やっぱ細い身体。

でも……。

お腹にある、ふたつの火傷の跡。

無意識に手を伸ばして、そこに触れた。


「痛い?」

ぶんぶんっと横に首を振る翠。