夏希
「ダルかったしいーよ」

優しいんだよなー……。

夏希
「それより、なんだよあの女」


「水瀬陽菜のこと?」

夏希
「名前なんかいちいち覚えない。愛生とかは翠の親友でアイツらの大切な存在だから例外だけど」

心底だるそうな顔だな。


「夏希……」

お茶を置いて、夏希の袖を掴んだ。

夏希
「ん?」


「お願いがあるの」