もう暗い外を夏希とふたりで歩く。


「はぁ〜楽しかった!」

夏希
「楽しそうだったな」

にしても静かだなあ……。

夏希
「そういえばだけどさ」


「んー?」

夏希を見上げると、自分の首に手をあてた。

夏希
「極楽鳥花のこと片付いたら、恋する?」

極楽鳥花のことが終わったら………。

それは、いつなんだろ。


「んー……わかんない。先のことなんて私にはわかんないよ」