俺は愛生の手から雑誌を取って片付けた。

愛生
「はーい」

愛生に対する情は、翠や苺、彩葉とは違う。

でも、恋してるのかと聞かれたら違うとも思う。

ただ……俺に懐いてしまってる以上、守らなきゃと思う。

俺らの勝手で、巻き込んでしまったから……。

愛生
「あー!アイス!碧!買おーよ!」

まぁ、女子の中で誰よりも子供っぽいけど。


「溶けるから最後にカゴに入れるぞ」

愛生
「はーい!忘れないように覚えとこっ」

このあと、愛生は案の定アイスの存在を忘れてしまったけど。