月下美人

え、鈍感?

……私が!?


「っ竜の気持ちに気づけなかったのはほんとごめん……」

竜にそう言うと、呆れたような顔をされた。

竜介
「別に慣れたからいいんだって」


「あの、竜とは幼なじみでいたいんだ。やっぱその関係がよくて」

竜介
「わかってるって!いま重要なのはそれじゃないし、俺はとにかくお前の潔白を証明したいから」

竜……あんた良い奴すぎるよ!!


「でもそんな簡単に翠と接近させることなんてできるのかな……」

怜央
「んーひとりでは来ないだろうね」