夏希
「ほら、約束は?」

さっきの私みたく小指を見せた夏希。

う……っ。


「は、はひ……」

そっと、小指を絡ませた。

え……?てことは……。


「な、夏希、私のこと好きなの?」

見上げると、夏希は少し微笑んで。

夏希
「さぁーどっちだと思う?」

ど、どっち!?

夏希
「ま、もう寝よ。おやすみ」

上手く働かない頭をぽんぽんっと撫でられる。

……え、いや、まさかね………。

……うん、絶対ないよ。