陽菜
『触らないでよ!』

パシっと伸ばしかけた手を振り払われた。

え……?

陽菜
『あんた邪魔なの。姫やめてくんない?』


『……これが陽菜ちゃん?』

陽菜
『そうだよ?この人たちはもう陽菜のもの。陽菜の味方だもん』

『俺ら幹部になりたくて極楽鳥花なったのに』

『なんでお前ばっか特別扱いされんだよ』

『つか、ケンカできねーくせに総長に態度でかいとこも気に食わないし』

なんなのそれ……ずっとそう思ってたの?

陽菜
『ほら〜辞めてくれるよね?痛い思いしたくなかったら言うこと聞いて?』