愛生
「あの月下美人の!?」


「ひ、姫……!?」


「っそんなのダメ!暴走族の姫ってだけでも他の族から狙われるし、なにより巻き込まないでよ!」

夏希
「でも、もう関わっちゃってるし?もう一度だけ、たった一度だけでいい。だから……」

私の頭に手を添えた夏希。

夏希
「月下美人を……俺を、信じてよ。翠」

っ……!

ずるいよ、そんなの……。

シェアハウス初めてちょっと経って、充分みんなの素性をしれた気がした。


「っ、勘違いしないでね!あくまで彩葉たちが心配だから、賭けに乗るんだからね!」