生まれてからずっと一緒にいるけど、幼なじみでしか見てないし。


『そういう感情向けたことないな』

だって、昴好きだし??

陽菜
『ふーん……じゃあ、私もらってもいいよね』


『え?』

我に返って辺りを見ると、路地裏だった。

なにか変。


『陽菜ちゃん……?みんな?』

陽菜
『ねぇ、姫辞めてよ。私の目的は極楽鳥花の姫になってみんなを独り占めすることなの』

この子……誰?


『ど、どうしちゃったの陽菜ちゃん〜!なにか変なものでも食べちゃった?』