竜……。

竜はソファから降りて、私に向かって土下座をし出した。

っ!?

竜介
「頼む……!俺は、最低なことをした!だからせめて、好きな女を助けたい!翠が好きだから、悪者にされたままなんて嫌だ!」


「ちょっ、頭上げて!」

竜介
「嫌だ!幼なじみだから、幼なじみとして協力してくれないか?俺は翠への恋心をどうするつもりもない」

無理やり頭を上げさせると、今までにないくらい強い眼差しを向けられた。

っ……。


「バカ……っ!あんたにプライドって言葉ないわけ!?」