怜央
「まぁもう夜だけどね〜」

夏希
「ほら、着替えてきなよ」

トンっ、と背中を押されてリビングを出た。

……夏希が来てくれなかったら、私たぶん帰ってないな。

あてもなくふらついて、ずっと歩けずにいたかもしれない。

夏希には、感謝しないと……。

着替えてリビングに戻ると、みんな食卓に座ってて、私も座った。

聖七
「それじゃー翠の長い初恋に終止符をかけて!」

一同
「いただきます!!」


「こんなご馳走用意されるのも複雑……」

そう言って、唐揚げを食べた。