竜はそう言うと、家に入ってった。


「で、話って?翠」


「あ、あのね……」

やばい、いざ言うとなると緊張する……。


「私、ずっと昴に告白してる気でいたの。好きって伝えたくて、毎日伝えてて」


「?うん」


「でも肝心な言葉足りてなかった。今日は、本当の告白をしに来たの」

昴……ちゃんと、聞いててね?


「私……小一から、昴が好きだよ。ずっとずっと好きなの。私と付き合って、昴」

言えた……。