「どうしたの?」 目の前にいる蝶のような羽を持つ、小人に訪ねる。 小人はとてもビックリしていた。 なんだか困ったような表情をしていたので、つい声を掛けてしまったのだ。 「…私のこと見えるの?」 「うん。見えるよ」 「どうしてだろう…?普通は見えないのに」 確かに、こんな小人がいたら大騒ぎになっているだろう。