リリィ・ホワイトの愛が目覚めるまでの日記

 リリィが去ってから子爵の元には報告の文が届くが、ロージーの元には一通届いたのみ。
 そればかりか会う事すら叶っていない。

 最初の頃のロージーは会いたいと毎日のように嘆いていたが、今では寝室の絵画が彼女の心を癒している。

 ロージーの寝室で微笑むリリィの背後には沢山のアマリリスが彼女を照らしている。

『お姉様はアマリリスがお好きだったでしょう?』

 ロージーの胸元にはリリィが着けたあのブローチがキラキラと今も尚、輝き続けている。