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眞白くんにジャージを貸してもらい、更衣室で濡れた制服からジャージに着替えた私。


男の子の服を着るのって初めてだけど、羽織ったとたんほんのりと眞白くんの匂いがして、なんだかくすぐったいような、変な気持ちになる。


「お待たせ。ジャージありがとう」


ぶかぶかのジャージ姿で眞白くんの元へ戻ると、眞白くんがそんな私を見て、なぜか一瞬面食らったような顔をして固まった。


そして、ボソッと一言。


「……っ、まじかよ。可愛すぎなんだけど」


しかも、その顔はちょっと赤くなっているようにも見えて。


可愛すぎなんて言われたら、なんだかものすごく照れてしまう。


「そ、そうかなっ……」


「うん。彼氏のジャージ着てる子みたい」


「か、彼氏!?」