ちゃんと学校でみんなと馴染めるかな。同じクラスで仲のいい友達ができるといいな。


なんてあれこれ考えていたら、その時コンコンと部屋のドアをノックする音がして。


「乙葉ー、そろそろ準備できた?」


外から眞白くんの声が聞こえてきたので、慌てて入口へと駆け寄り、ガチャッとドアを開けた。


「ご、ごめんねっ、お待たせ」


すると、そこには同じく新品の音羽学院の制服に身を包んだ、眞白くんと楓くんが。


うわぁ、二人とも制服めちゃくちゃ似合ってて、カッコいい……!


そのキラキラした姿に思わず見とれそうになっていたら、眞白くんが私をじっと見つめながら言う。


「乙葉、その制服すごく似合ってるね。めちゃくちゃ可愛い」


「えっ……」