――――――…その日。




俺はルティス帝国国際空港で、感動的な…と言うよりは。

実にアホらしい、別れのシーンを見せられていた。

「アイ公〜っ!アリューシャ…アリューシャ絶対帰ってくるからな。アリューシャ、絶対帰ってくるから!アイムビームバッグ!」

「うん、アリューシャ帰ってきてね。あと、それを言うならアイルビーバック、ね」

このアホなやり取りを交わしているのは。

言わずもがな、『青薔薇連合会』の親馬鹿親子である。