「お前と東城が昔からの知り合いだったとはな」
エレベーターで階数ボタンを押しながら、誠孝が言ってくる。
「沙知見さんと東城先輩もですよ」
すると、そこで誠孝は黙り、こちらを見て言った。
「東城は高校のときも人気があったんじゃないのか」
「そうですね」
顔も体格もよく、ちょっと変わってはいるが、さっぱりした性格で、運動神経も抜群。
男子にも女子にも人気があった。
「……そんな東城に、その乱れた生活を見せて平気なのかお前は」
いや、乱れた生活って……。
っていうか、どんな叱られ方ですか、と思いながら、日子は言う。



