東城と日子は高校の、誠孝と東城は大学の先輩と後輩だった。
「意外に狭い街だな……」
と誠孝が呟く。
「なんとなく、誰かがどこかでつながってますよね~」
そう日子が苦笑いしたとき、誠孝が日子の手にあるコンビニ弁当の入ったエコバッグを見て言った。
「お前は家を買いに行ったんじゃなかったのか。
コンビニ弁当買って、部屋の片付けの解決になるのか」
いや、これはですね。
我が家のサバンナにシマウマとキリンが現れて。
なんか疲れて。
野菜を切る気も失せたので、お弁当買いに行ったんですよ……。
日子は、そう心の中だけで説明していた。
口に出したら、更に糾弾されそうだったからだ。
だが、日子の行動パターンを熟知している東城が全部しゃべってしまう。



