昨日、あなたに恋をした

「結構ですっ。
 ありがとうございますっ。

 頑張りますっ」
と誰が聞いても、

 いや、どうせ頑張らないだろ、と突っ込みたくなるような、あまり心の入っていない頑張ります宣言をし、日子はコンビニから逃げた。

 だが、誠孝は追ってくる。

 ひーっ、と何度も振り返りながら、日子は足を速めた。

 やがて、明るいエントランスホールで欠伸をしている東城がガラス越しに見えてくる。

 日子はガラスの自動ドアから中に入ると、東城に向かい叫んだ。

「先輩っ、助けてっ。
 ターミネーターが追ってきますっ」

「……ターミネーター?」

 どこに? と辺りを見回す東城の広い背中の陰に日子は隠れる。

 いや、隠れ切れてはなかったと思うが。

「どこにターミネーターがいるんだ?」
と言う東城に、

 いやあの……、イメージですよ、と思ったとき、東城は誠孝の姿を見つけたようだった。