昨日、あなたに恋をした

「人として、出した言葉には責任をとらねばな」

 うっ、と日子は身構える。

 安易に……いや、安易ではなかったが、部屋に人を呼ぼうとした日子に、約束通り、ちゃんと片付けてもてなせと言っているのかと思ったが、そうではなかった。

「お前に片付けを指南してしまった責任をとろう。
 俺もいっしょに片付けてやる」

「い、嫌です」
「何故だ」

「恥ずかしいからです」

「何故だ。
 俺はもうお前のすべてを見た。
 あのむごたらしい部屋も」

 殺人現場か……。

 だが、酔って正気をなくしていたときならともかく、今、誠孝にあの部屋を見せる勇気はない。