だが、自分とは正反対な裕子を見ていると、なんだかこっちまで楽になるのだ。
「うちは結構早く帰れるんだけどね~。
ゆーちゃんとこも。
日子たちのところは無理よね」
そーですね……。
「総務系は早く帰れていいよなー」
とたまたま近くを通った郁美の同期の男がうっかり言って、
「なんですってっ?
あんた、あのピーンッと張り詰めた部屋の中に八時半から五時過ぎまでいてご覧なさいよっ。
こんな雑然としたサバンナみたいなとことは違うのよっ」
と郁美に首根っこをつかまれていた。
雑然としたサバンナ……。
確かに、と日子はデータと書類の降り積もった自分のデスクやいつも忙しげな小柄な部長や、鳴り響く電話を見回し、納得してしまった。
「うちは結構早く帰れるんだけどね~。
ゆーちゃんとこも。
日子たちのところは無理よね」
そーですね……。
「総務系は早く帰れていいよなー」
とたまたま近くを通った郁美の同期の男がうっかり言って、
「なんですってっ?
あんた、あのピーンッと張り詰めた部屋の中に八時半から五時過ぎまでいてご覧なさいよっ。
こんな雑然としたサバンナみたいなとことは違うのよっ」
と郁美に首根っこをつかまれていた。
雑然としたサバンナ……。
確かに、と日子はデータと書類の降り積もった自分のデスクやいつも忙しげな小柄な部長や、鳴り響く電話を見回し、納得してしまった。



