回覧を運んできた裕子からの、
「日曜日、楽しみです~っ」
という圧力(?)に引きつった笑顔で日子が返していると、それを見ていたらしい郁美がやって来て言う。
「家片付けるの手伝ってあげようか」
「いえ、結構です……」
郁美さんに手伝っていただくとか恐れ多いし。
沙知見さん以上にスパルタで怖ろしいなにかが起こりそうな気がするんで……。
「ゆーちゃんにもあんたの部屋、そのまま見せたんでいいのよ。
現実を突きつけてやりなさい。
一見、なんでもできるOLみたいなあんたの内幕を見た方が、ゆーちゃんも肩の力が抜けてい……
抜けてたわね、あの子は最初から」
……はい、と日子は心の中で頷く。
新人の中で、もっとも自由な人ではなかろうか。



