昨日、あなたに恋をした

 何故でしょうね、と思いながら、日子は、

「さ、さあ?
 あ、昨日はありがとうございましたっ。

 ごちそうさまでしたっ。
 今度はぜひ、うちに……」
と言いかけ、止まる。

 うちに?
 あの、とっ散らかったうちに?

 沙知見さんを?

 いや、すでに一度来てもらってはいるのだが。

 それは酔っていたから平気だったので。
 今、正気の状態で来てくださいという勇気はない。

「い、一ヶ月後くらいに、ぜひ、うちにいらしてください」

 日子は、そう言いかえた。