昨日、あなたに恋をした

 誠孝を見つめて笑う。

「あります」

 そんな日子の目に、テレビの前のゲーム機が入った。

 あのゲーム画面に「シゲタカ」と表示されていたあの朝から、私の生活すべてシゲタカさんに染まっちゃったな、と日子は思う。

 いや、違うかな。

 もしかしたら、この人をこの部屋に入れた最初から。

 ゲームしませんかと私が言ったあと、職場とは違う、戸惑うような顔で私を見下ろしてきたあのときから。

 ずっと私はこの人に恋をしていたのかも――。