小器用に火加減を調節する新太は、 「新太さん、バーベキュー手際いいですね~」 と裕子に褒められていた。 「いや、バーベキューとか苦手なんだが。 今日はお前たちがいるから、楽しいな。 日子に誠孝もいるし」 と新太は火の様子を窺いながら言う。 今、二人がくっついて振られたばかりなのに。 心広い! と新太の株が上がったので、新太が日子を諦めるかどうかはともかくとして、本人が望めば、すぐに次の恋ははじまりそうだった。