昨日、あなたに恋をした

 裕子が、
「私たちは日帰りプランで別の棟を借りたんですよ。
 日子さんたち、ここ十時までなんでしょう?

 合流しませんか?」
と笑って言ってくる。

「あっ、いいねっ」
と言う日子に、

 よくないぞっ、と誠孝は思っていたが、楽しそうな日子を見て、

 ……まあ、いいかと諦める。

 今日からきっと、二人きりになろうと思ったら、いつでもなれるしな。

 たぶん……。

 ……きっと。

「じゃあ、朝食食べてチェックアウトしたら、合流します」
と誠孝は新太に言った。

「了解。
 もうお前らの分も数入れて払ってるから」
とベルゼブブ新太は言って、みんなを連れ、去っていった。