昨日、あなたに恋をした

「いやっ、あのっ。
 今、ゆっくり考えるって言いましたよっ?」
と日子はさっきのソファに戻ろうと何度もそちらを振り返った。

 だが、誠孝は寝室のドアを小器用に開けながら言う。

「全部終わって気持ちが落ち着いてから、考える。

 今は……

 お前をずっとこうして抱いていたくて、頭がいっぱいだから」

 そうですか。
 私はきっと、今もこのあとも。

 なにも考えられなくなりそうなんですけど……と思いながら、日子は立ち止まった誠孝の口づけをもう一度を受けた。