昨日、あなたに恋をした

 自分がぼうっとしている間に、積極的なベルゼブブや、方向性がおかしいが、自分よりは積極的に日子に近づこうとする東城たちが、先を行きそうな気がしたからだ。

「日子っ」
と誠孝は覚悟を決め、振り向いたが、日子はソファの背にひっくり返って寝ていた。

 いや……お前、女子として、その格好どうだ。

 酔っ払って、駅のベンチで背もたれに仰向けになって寝てるオッサンみたいになってるが……。

 一週間考えて用意した可愛い服もだいなしの行為だった。

 だが、そんなグタグダな日子を見慣れている誠孝は、どうだと思いながらも、怯まず口を開いた。

「寝ているのならちょうどいい。
 ……聞いてもらおう」