いろいろ考えながらも、誠孝は日子の話にはちゃんと相槌を打ち、夕食を終えた。
さっきびしょ濡れになったときに、もう温泉に入っていたので、あとは寝るだけだった。
「楽しかったですね~」
片付けもスタッフの人がやってくれるらしく、自分たちは残った酒とちょっとのつまみを手にトレーラーハウスに戻っていた。
日子はレトロな風合いのレザーとスチールのソファに腰掛け、呑みながら笑っている。
そんな日子を眺めながら、誠孝はおのれに問いかける。
大丈夫か?
俺は日子に、ただの呑み友だちだと思われてないか?
大丈夫か?
俺は日子に、ただのゲーム仲間だと思われてないか?
日子と戦う会議の前に、こちらのミスをつつかれないようダブルチェックするときのように、誠孝は過去から今までの日子の言動をすべてを思い返し、チェックする。



