昨日、あなたに恋をした




 なんか微妙な天気だ。

 朝、誠孝の車で出発した日子の目に、その薄曇りの空は入ってはいたのだが、あまり気にならなかった。

「楽しみですねっ、グランピング」
と誠孝に笑いかける。

 ああ、と言う誠孝もこの不安定な天気を気にしているようにはなかった。