昨日、あなたに恋をした

 その背中を見つめながら、日子は思っていた。

 そうですね。
 実は私もちょっと楽しみにしてました。

 楽しみにしすぎて……

 緊張しちゃうんですよね。

 でも、行かなかったら、ずっと後悔しそうな気がします。

 そう思った日子は、寝ている誠孝の背に向かい、言った。

「私も……

 楽しみにしてます、ほんとは」

 もう結構時間が経っていたので、誠孝は寝ていると思っていたのだが。

「……うん」
と小さな頷く声が聞こえてきた。