双方の布団はかなり襖の近くに敷いてあり、襖がなくなると、ほんとうに隣に敷かれているみたいだった。
誠孝は襖を開けると自分の布団に戻り、こちらを見つめてくる。
あの……お雛様に見つめられるより、緊張するんですけどっ。
日子はぎゅっと布団を握り、鼻先まで引き上げた。
節子がかけてくれた新品の、昔ながらのシンプルな布団カバーの匂いが強くする。
そのパリッとした感じが旅館やホテルのシーツを思わせて、二人で旅に出たら、こんな感じなのかなと日子は思った。
「あの」
「なんだ」
「やっぱり、二人でグランピング無理です」
つい、日子はそう言ってしまう。
誠孝は襖を開けると自分の布団に戻り、こちらを見つめてくる。
あの……お雛様に見つめられるより、緊張するんですけどっ。
日子はぎゅっと布団を握り、鼻先まで引き上げた。
節子がかけてくれた新品の、昔ながらのシンプルな布団カバーの匂いが強くする。
そのパリッとした感じが旅館やホテルのシーツを思わせて、二人で旅に出たら、こんな感じなのかなと日子は思った。
「あの」
「なんだ」
「やっぱり、二人でグランピング無理です」
つい、日子はそう言ってしまう。



