トイレから戻ると、スマホを手に節子が言ってきた。
「ここ片付けたら、みんなでゲームでもどう?
オンラインで」
どうやら、出張先から新太が誘ってきたらしい。
グランピングではゲームはなしだと言われてしまったが、ここでは言われていないのでいいかな? と思いながら、日子は誠孝を見上げる。
誠孝が、いいだろう、と言う目で日子を見た。
急いで三人で片付け、ゲームの間に行く。
いや、ゲームの間というか。
使わなくなったゲーム機を孫や息子たちが置いている間なのだが。
いつも新太や節子たちがやっているというオンラインゲームに日子たちも登録する。
すぐにベルゼブブが降臨した。
忙しいはずのルシファー高道も降臨する。
風呂にお湯を張りに行っていた節子が忙しげに戻ってきた途端、メフィストフェレスが降臨した。
……おばあちゃんっ、と日子と誠孝が振り向く。
節子はやり慣れた様子でゲームを進めていた。



