昨日、あなたに恋をした





 気がついたとき、日はもうとっぷりと暮れていた。

「あら~、やっぱり、時間かかっちゃったわね。
 晩ご飯にしましょうか」

 節子がそう言うと、誠孝は少し寂しそうな顔をしていた。

 時間内に終わらなかったのが、やり手の誠孝さんとしては残念なのだろうかな。

 いや、もともと二日はかかるはずだったので、脅威のスピードで進んでると思うんだが。

 博物館かってくらい雛人形と鎧兜が並んでたもんな。

 そう思いながら日子は、今はもうかなりガランとした感じになっている二間を見た。

 鎧兜の間の方に、この間、遊びに来た親族が泊まってうなされていたという話をして、節子が笑う。