昨日、あなたに恋をした





 月曜日、星野はデスクの上の甘い缶コーヒーを見ながら思っていた。

 ……日子のことは諦めよう。

 この間、ナマハゲな日子を見てしまったせいではない。

 どうも日子と沙知見さんとの間に割って入れない、なにかがある気がするからだ。

 決して、ナマハゲな日子を見てしまったせいではない。

 いや、ほんとうに……。

 よしっ、と星野は缶コーヒーに手を伸ばそうとした。

 これをぐっと飲み干し、日子への思いも終わらせよう。

 そう思ったとき、自分の目の前に、黒い缶コーヒーが現れた。

 振り返りると日子が笑う。