昨日、あなたに恋をした

「だって、料理初心者なんで。
 インスタには一品ずつしか載せないんで大丈夫なんですけど。

 実は、時間かけて、一品しか作れないんですよね~。

 あ、この間、久しぶりに食べたら、美味しかったんですよ、プッチンプリン。
 沙知見さんにもぜひ、食べて欲しくて」

 ……お前の料理よりもか。

 っていうか、俺に食べて欲しかったのは、このプッチンプリンか。

「ほら、プッチンできるように、お皿も用意しましたよ」
と日子は笑顔で猫の足跡柄の皿を見せてくる。

 結局、今まで通りの日子に笑ってしまった。

 すると、日子は慌てはじめる。

「だ、駄目な感じですかっ? この料理っ。
 やはり、インスタと実物では違いますかっ?」