昨日、あなたに恋をした

 口で、いいね、と言うべきか、と思いながら、誠孝はいい感じにローストされたチキンを眺めていた。

 手入れのいいワイングラスに日子が優雅な手つきで、ワインを注いでくれる。

 その横にはコンビニの、チンしたばかりの野菜のグラタン。

 袋に入ったままのコンビニのパン。

 そして、プッチンプリンがあった。

「待て」
と誠孝は言う。

「この素晴らしいビジュアルの、この……」
と四角く指でテーブルの上に形を作りながら、日子を見た。

「この枠外の惨状はなんだ」

 いやあ~、とワインボトルを手にしたまま、日子は苦笑いする。