昨日、あなたに恋をした

「沙知見さん、楓さんとお親しいんでしょう?
 どの写真がいいですかね?」

 一番出来の悪い写真を選んでやろう、と誠孝は思った。

 だが、社報を手にした日子の泣きそうな顔が浮かび、

 ……仕方ない。
 一番可愛いのを選んでやるか、と思う。

「見せてみろ」
と石田に言った。